京都薬用植物園

ついに行ってきました!

昨日、武田製薬さんの薬草園へおじゃましました。

ここは一般公開で見学するのはとても大変な場所。

年に2、3回程しか一般での募集はなさならいのだとか。

JAMHAが先週木曜日に実施したので行かれた方も多いのでは?

私は仕事だったため参加できず。。。

でも今回、エーザイさんに連れて行っていただけることに。感謝感謝。

エーザイさんには、「薬草友の会」というのがあって、

そちらの企画に、「栽培教室」のメンバーが便乗させていただきました。

私は「栽培教室」組。まだまだ下っ端です。

総勢26名のマイクロバスの旅。

先月の日本新薬さんの薬草園見学会は40名でしたが、

武田さんは一度に沢山お邪魔できないみたいですね。

高速道路がスムーズだったので、

「おたべ」の本店でお土産タイム。

リンゴ味が案外美味しくてビックリ。

ここでアクシデント発生。。。

小型のバスだったせいか、久々の車酔いに。

「おたべ」さんでの30分の休憩で気分直しができました。

その後、お昼に蕎麦懐石をいただくため「弁天茶屋」へ。

ここら辺りは道が狭いので、バスは通れません。

坂の麓の駐車場でバスを降り、「曼殊院道」という急な坂を登ること約15分。

坂の途中に、今回の目的地の植物園がありますが、その前に腹ごしらえ。

軽いウォーキングの後はお昼が美味し~い。

うっかり蕎麦懐石の画像は撮り損ねました。。。

炊き込みご飯と汁蕎麦、 お麩の酢味噌和え。

そしてお抹茶に和菓子でした。

お腹がすいていたのであっという間に完食。

さて・・・武田薬品さんとの約束までまだ1時間あまり。

すぐそばの「曼殊院(まんしゅいん)門跡(もんぜき)」というところを散策。

私は全く知りませんでしたが、ここはとても有名なところらしい。

国宝の不動明王像の掛け軸をはじめ、

いくつもの重要文化財を拝観できるところなのだとか。

後で武田薬品さんに教えてもらったのですが、

この場所は皇族と位の高いお寺の方々をおもてなしする場所だったんだそうです。

どうりでドラマの「大奥」で見たような大かまどがいくつもありました。

建物の中は撮影禁止。 せっかくなのでお庭をパチリ。

この松がかなり珍しい形をしていることに気づいたのはちょっと経ってから。

実は松の主幹はこれで、右下辺りに横へ伸びているのが・・・


これは枝でしょうか?

曼殊院の中の見学も終わりにさしかかったその時、

気味の悪い、どこかで見たような掛け軸が。。。

夏にヒンヤリするべく、「恐怖の写真」みたいな番組をTVでやりますよね?

一時期、毎年のように取り挙げられていた「幽霊」の掛け軸をご存知ありませんか?

2枚並べて展示されていました。

その掛け軸の横には撮影禁止の文字と、

「撮影した人の身によからぬことが起こる」みたいな文章が添えられていました。

最後にヒンヤリ。。。 しかしお庭は見事。

この場所を囲む山々が、 あと少しで訪れる紅葉のシーズンを待っているかのようでした。

3週間もすると、この辺りは人とタクシーでごっちゃ返すそうですよ。

「時間をつぶす」にはもったいないところを見学した後は、 いよいよ京都薬用植物園へゴー!!!


入り口すぐにあるセミナーハウスです。
昨年の10月に完成したそうです。 噂では総工費8億円だとか。下世話な話ですみません。

海外からのお客様を意識して、純和風建築にこだわったそうです。 中もとてもすばらしかった~。


セミナーハウスの奥にあるこの建物は「展示棟」と呼ばれています。

これもステキ。 もとは神戸にあったもので、

阪神淡路大震災のときに崩れかけていたのを綺麗に修復し、 ここへもってきたのだそうです。

展示棟の中には・・・

これはリコリス。こんなに長いんですね~。

さていよいよ植物園です。

ここは、植物が2,400種、そのうち薬用植物が約1,200種。

94,000平方メートルを占め、植物園の中は、

中央標本園、漢方処方園、民間薬園、香辛料園、樹木園、そしてツバキ園に分かれていました。

ここは香辛料園です。メディカルハーブはここで見ることができます。

めったに一般公開しないワケ・・・

 実際にお伺いして、そのワケがわかったような気がします。

こんな広大な敷地をたった5人の方でお手入れをされていて、

その合間に「社会貢献」のために見学会を開いてくださっているからなのです。

5名の方でエリアを分担し、とても行き届いたお手入れをなさっていらっしゃいました。


温州みかん。



あまりの大きさにびっくり。。。巨大冬瓜です。


水草の池です。

これ、何だかご存知ですか?


「オニバス」絶滅危惧種なんだそうです。



クコです。



ウコンがこんなにきれいに並んでいました。この画像に収まりきれておらず、両サイドにまだまだ・・・

ウコンの塊根です。断面は黄橙。成分はクルクミンという色素。


ここからは温室です。最初に出迎えてくれたのが・・・


夜見たら完全に誤解しますよね。ゲゲゲの鬼太郎にでてきそうな妖怪と。

これはハバネロを抜いて世界一となった「ブート・ジョロキア」。うっかり口に入れようものなら大変なことに。。。

しかし、先っちょは辛くないそうです。むしろ甘いのだとか。薬草園の方がちょっとしたいたずらを教えてくれました。

先っちょだけかじって、「全然辛くないぞー」と言い友達に渡す。騙された友人はその次の部分をかじって飛び上がる・・・なんて。絶対にマネしないようにしてください。


カカオです。
カカオからとれる油脂を「カカオ脂」といいますが、
このカカオ脂と薬剤を混ぜて固めたのが「ボルタレン」などの解熱坐薬剤。

カカオ脂から脂だけとるとパサパサに。それが「ココア」です。

カカオ脂の脂をほんの少し残し、着色して作られているのが「チョコレート」

お友達に、チョコレート好きが高じてダイエットが成功しない人がいらしたら、
この一連の話をしてさしあげると痩せられるかも・・・・?


これはサンジャクバナナといいます。漢字で書くと「三尺」。三尺とは約90cm。植物用語で三尺は「背が低い」の意味だとか。このバナナの木の高さは三尺なんてものではありませんでしたが、バナナの木にしては低く、2mちょっとくらい。


アセロラの科名って、難しいんですね。知らなかった~。


ハイビスカスです。鉢で育てられてました。もう少しでお花を咲かせそう。

さてここからはまた外です。
 
名前は忘れてしまったのですが、この葉がとても意外でした。

枯れて下に落ちていた葉をちぎってみると、かなり強力な糸を引きます。
この作用を活用して、歯医者さんで歯の型を取る、ピンク色のができるそうです。
名前なんだったかなー

アルギン酸が水を加えると軟化するので同じ成分かしら・・・?

さてこの木はなんでしょう?

ご存知の方は韓流ツウかも・・・?メタセコイアです。
ヨンさまとチェ・ジュウがキスをしたのがこの木の下だったとか。

この園内に11本あるそうですよ。

さて、ここからは漢方薬に使用されている薬草のご紹介。

ここは展示方法がとても親切。薬学の学生さんにわかりやすいようにと、生薬ごとに薬草が植えられていました。

ゴマ、トウキ、紫根(シコン)、ミツロウ、豚脂が紫雲膏の材料なんですね。

紫根は絶滅危惧種です。

江戸時代の医師、華岡青州がつくったものだといわれています。

華岡青洲といえば、通仙散を発明し、

世界で初めて麻酔による乳癌摘出手術に成功したことはあまりにも有名な話です。

江戸時代はまだ、漢方というと中国で処方されたものが多いなか、

この方はすごいお医者様だったんですね。まるで「仁」みたい。


この「ぶくりよう」は、松の根に寄生する菌類です。

植物園のご紹介はここまで。今回ご紹介できたのはほんのわずかです。

さいごに・・・

セミナーハウスの後ろ側にある木をご紹介します。

「ヒポクラテスの木」です。植物学的には「プラタナス」。

医学の祖といわれるヒポクラテスは、

ギリシャのコス島のプラタナスの木の下で、

若者に医学の道を語っていたという話をご存知の方も多いのでは?

画像の木の親はギリシャのコス島で今でも生きていて、

その木がまさにその「プラタナス」なんですって!!!!

あまりの感動に脳が一瞬停止。。。

その後涙が出そうになり、体が震えました。

武田さんはギリシャ政府から直接その木の子ども(画像)を譲り受けたそうですよ。

コス島の親木の下で、ヒポクラテスが若者に医学を道を諭していた・・・

私とヒポクラテスが2,400年もの時を超えて繋がった気がしました

    

ちょっと大げさかなぁ・・・

それに・・・ブログにしては今回は超~長い。。。

最後までご覧いただき、ありがとうございましたm(_ _)m

私も疲れた~

1 件のコメント

  1. 山本麻作江says: 返信

    とても興味深く拝見させていただきました。
     ボルタレンがカカオ脂だったとは。カカオは胃薬にもなると
    聞いているので、胃弱系の人にも合うのかも。
     普段の飲み薬の薬草ことを、知りたいものです。

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